北海道地区FMセンター
Hokkaido Area Facility Management Center
※写真・文章等の転載はご遠慮ください。
本井 和彦(竹中工務店)
北海道地区FMセンターは亜寒帯気候における非住宅木造のプロトタイプを目指したオフィスである。内部に微気候空間を作り出す温熱入れ子構成を半透明のファサードで包み込み、新しい中間領域(亜寒帯の縁側)を創出している。更に一般流通木材(120角)を用いたダブルティンバー構造を開発することで道産木を100%使用したローカルファブリケーションを可能とし、北海道の森林とまちをつなぐ循環への貢献を図っている。
Kazuhiko Motoi (TAKENAKA CORPORATION)
Hokkaido FM Center is an office aimed at prototyping non-residential wooden structures in subarctic climates. A translucent facade wraps the thermal nesting structure that creates a microclimate space inside, creating a new intermediate region. Double Timber structure using general distribution wood, we are working to contribute to the circulation that connects the forests and citys of Hokkaido.
Architect
本井 和彦
(竹中工務店)1964年北海道生まれ/1986年北海道大学工学部建築工学科卒業/1988 年北海道大学大学院修士課程修了後、竹中工務店入社/現在、竹中工務店北海道支店設計部設計1グループ長/1997年・98年・2001年・04年・07年日本建築学会作品選集
DATA
名称 北海道地区FMセンター
所在地 北海道札幌市
主要用途 事務所
建築主 竹中工務店
●設計
設計者:竹中工務店
総括:酒向 昇/竹中工務店
建築:本井和彦、垣田 淳/竹中工務店
構造:金田崇興、植草雅浩/竹中工務店
設備:田島大介、川幡祥太/竹中工務店
環境:中川浩明、徐 天舒、常岡優吾/竹中工務店
監理:中里嘉亨、齋藤 崇、渋谷幸男/竹中工務店
●施工 竹中工務店
●面積
敷地面積:1,897.41㎡
建築面積:480.45㎡
延床面積:856.46㎡
建ぺい率:25.32%(許容60%)
容積率:45.14%(許容200%)
階数:地上2階
●高さ
最高の高さ:8,850㎜
軒高さ:7,850㎜
●構造 木造
●期間
設計期間:2020年1月~2021年3月
施工期間:2021年4月~2021年11月
●掲載雑誌 「新建築」2022年10月号
「ディテール」2023年春季号