熊本都市計画桜町地区第一種市街地再開発事業
Kumamoto Sakuramachi-Hanabata area Redevelopment project
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街とすべての施設をつなぐ、桜町の庭
杉山 俊一、髙橋 央、甚内 有紀、藤田 健児（日建設計）
熊本城と庭つづき、「現代の陽春庭：桜町の庭」による城下街の再生
バスターミナル・商業施設・シネコン・ホテル・分譲住宅・オフィス・結婚式場・ホールなどで構成される大規模複合再開発施設。
「熊本城と庭つづき」という街づくりコンセプトの実現に向け、すべての用途をつなぐ地上30ｍの桜町の庭を提案した。
大震災を受けた後の熊本にあり、この施設が復興に寄与し熊本の城下町をつなぎ賑わいの中心となることを目標に計画を行った。
Sugiyama Shunichi, Takahashi Hiroshi, Jinnai Yuki, Fujita Kenji (Nikken Sekkei Ltd)
Kumamoto Castle and Garden Continuation, Revitalization of the Castle Town through "Modern Day Yoshun Garden: Sakura-machi no Niwa
A large-scale redevelopment complex consisting of a bus terminal, commercial facilities, cinema complex, hotel, condominiums, offices, wedding halls, and other facilities.
To realize the urban development concept of "a garden connected to Kumamoto Castle," we proposed a Sakura-machi Garden 30 meters above the ground that connects all uses.
Located in Kumamoto after the earthquake, this facility was planned with the goal of contributing to the reconstruction of Kumamoto and becoming a center of activity that connects the castle town of Kumamoto.
築山と借景・泉水・能舞台の４要素を体現
撮影：エスエス
２階席が浮いたメインホールの積層デザイン
撮影：エスエス
地上約３０m、熊本城を望む屋上庭園
撮影：エスエス
「熊本城と庭つづき」を表現する低層部
配置図
立面図
Architect
杉山 俊一
(日建設計)1966年埼玉県生まれ／1990東京工業大学卒業／1992年東京工業大学大学院修了／1992年日建設計入社／現在同社執行役員／BCS賞2015年・2022年／JIA優秀建築選2008年・2009年・2014年・2018年／日本建築学会作品選集2009年・2014年・2018年／MIPIM Awards 2022等
髙橋 央
(日建設計)1969年新潟県生まれ／1992年工学院大学卒業／2006年日建設計入社／現在同社ダイレクター／第31回日経ニューオフィス賞／第13回建築九州賞作品賞／第63回BCS賞／MIPIM Awards 2022／AAPME AWARDS 2020／屋上・壁面緑化技術コンクール国土交通大臣賞受賞
甚内 有紀
(日建設計)1971年東京都生まれ／1994年昭和女子大学卒業／1994年日建設計入社／現在同社アソシエイト／日本建築学会作品選集2018／第63回BCS賞／MIPIM Awards 2022／AAPME AWARDS 2020／屋上・壁面緑化技術コンクール国土交通大臣賞／第24回（平成29年度）千葉県建築文化賞最優秀賞
藤田 健児
(日建設計)1985年神奈川県生まれ／2008年明治大学卒業／2010年明治大学大学院修了／2010年日建設計入社／現在同社アソシエイト／第63回BCS賞／MIPIM Awards 2022／AAPME AWARDS 2020／屋上・壁面緑化技術コンクール国土交通大臣賞受賞
DATA
名称：熊本都市計画桜町地区第一種市街地再開発事業
所在地：熊本県熊本市中央区桜町
主要用途：バスターミナル・商業施設・シネコン・ホテル・バンケット・ホール・共同住宅・保育所・事務所・駐車場
建築主：熊本桜町再開発株式会社
●設計・監理
日建設計・太宏設計 共同企業体
設計者：杉山俊一・髙橋央・甚内有紀・藤田健児（全て日建設計）
●施工
大成建設・吉永産業・岩永組・三津野建設・新規建設 共同企業体
●面積
敷地面積：30,301.36m2
建築面積：27,206.32m2
延床面積：164,100.85m2
建ぺい率：89.79 ％
容積率：418.42％
階数：地下１階 地上15階
●高さ
最高の高さ：59,800 ｍｍ
軒高さ：59,000 ｍｍ
●構造
鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造
●期間
設計期間：2014年２月～2017年１月
施工期間：2017年１月～2019年９月
●掲載雑誌
新建築(2020.6)
日経アーキテクチュア(2020.4.23)
近代建築(2020.1、2020.9)
商店建築(2021.1)
BE建築設備(2020.5) 他