石垣市役所
Ishigaki City Hall
※写真・文章等の転載はご遠慮ください。
隈 研吾(隈研吾建築都市設計事務所)
洲鎌 裕治(洲鎌設計室)
日本最南端の自然文化都市、石垣市の市役所建替事業。市街地から津波の浸水被害域外である高台の旧空港跡地への移転に対し、道のズレが生むインティメートな沖縄の集落に学び、まちづくりのきっかけとなる立体的な市民活動の交差点「市民広場」と、それを内包するヒューマンスケールな「赤瓦屋根」の集落をつくり、豊かな「島材」が温かく迎える「石垣の風景を継承するみんなが集う市役所」をデザインした。
Kengo Kuma (Kengo Kuma & Associates)
Yuji Sugama (Sugama Sekkeishitsu)
Ishigaki City, the southernmost natural-cultural city of Japan, relocated their City Hall from the current downtown to the high ground outside of the tsunami flood damage area. New Ishigaki City Hall is designed as “The Forgathering City Hall with original landscape and cultural scene of Ishigaki-City.” By leaning from the local intimate settlement of Okinawa built by misalignments of streets, we create “Citizen Plaza," which become the intersection of social activities, the local settlement of human-scaled "Red Kawara Roof," and the rich use of "local island material" welcoming people warmly and friendly.
Architect
隈 研吾
(隈研吾建築都市設計事務所)1954年神奈川県生まれ/1979年東京大学大学院建築学専攻修了/1985~86年コロンビア大学客員研究員を経て、1990年隈研吾建築都市設計事務所設立/2001年~09年慶応義塾大学教授/2009~20年東京大学教授/現在、同大学特別教授・名誉教授、早稲田大学特命教授
洲鎌 裕治
(洲鎌設計室)1955年沖縄県生まれ/1978年大分工業大学卒業/1978年県内設計事務所入社/1982年洲鎌建築設計事務所設立/2014年洲鎌設計室株式会社として法人化
DATA
名称 石垣市役所
所在地 沖縄県石垣市
主要用途 庁舎
建築主 石垣市
●設計
設計者:隈研吾 洲鎌裕治
建築:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所
建築:洲鎌裕治/洲鎌設計室
構造:江尻建築構造設計事務所
設備:森村設計
監理:隈研吾建築都市設計事務所
監理:洲鎌設計室
●施工
建築:大成建設 大米建設 黒島組
空調・衛生:砂盛工業 東洋工業 エコラインサービス 日建興業 昭電工業
電気:東光電気工事 南西工業
●面積
敷地面積:30,159.01m2
建築面積:7,282.68m2
延床面積:13,921.71m2
建ぺい率 24.15%(許容50%)
容積率 46.17%(許容100%)
階数 地下1階地上3階
●高さ
最高の高さ:18,350mm
軒高さ:17,940mm
●構造 鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造
●期間
設計期間:2016年8月〜2018年3月
施工期間:2019年10月〜2021年11月
●掲載雑誌「新建築」2020年3月号