ザ ロイヤルパークキャンバス 札幌大通公園
THE ROYALPARK CANVAS SAPPOROODORIPARK
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飯田 隆弘、野嶋 敏、緒方 祐磨(三菱地所設計)
「北海道を体感する」をコンセプトに、建物からホテル運営まで、地元材に拘った究極の地産地消を目指す日本初の「高層ハイブリッド木造ホテル」。建物は地上8階までがRC造(8階床の一部にCLTを採用)、9階から塔屋階の上部4層を純木造とした、立面ハイブリッド構造となっている。建物全体としては1200㎥を超える木材を使用し、工事中のCO2排出量削減や工事時に発生する端材の再利用など、サステナブルな建物を目指した。
Takahiro Iida, Satoshi Nojima, Yuma Ogata (Mitsubishi Jisho Design)
With a “Experience Hokkaido” concept, this is Japan’s first hybrid timber structure high-rise hotel that has an extreme ambition to maximize the use of local materials from building construction to operation such as food and beverage. The building structure is entirely made of wood from 9th floor and above, with a reinforced concrete frame for the levels below (CLT slab also on 8th floor). Our aim was to create a sustainable building by using over 1,200 m3 of timber, reducing CO2 emissions in construction activities, and reusing timber waste generated during construction.
Architect
飯田 隆弘
(三菱地所設計)1966年東京都生まれ/1991年日本大学大学院理工学研究科修士課程修了/1991年三菱地所入社/2001年~三菱地所設計/現在,同社建築設計四部/2016年JIA北陸建築文化賞/2016年照明普及賞/2018年グッドデザイン賞/2020年BELCA賞/2021年愛知まちなみ建築賞
野嶋 敏
(三菱地所設計)1967年静岡県生まれ/1994年早稲田大学建設工学専攻修士課程卒業/1994年三菱地所入社/2001年~三菱地所設計/現在、北海道支店副支店長/2005年BCS賞/2013年日本建築家協会優秀建築選/2016年グッドデザイン賞/2017年、2021年日本建築家協会優秀建築選
緒方 祐磨
(三菱地所設計)1987年東京都生まれ/2014年東京大学大学院修士課程修了/2014年三菱地所設計入社/現在,同社建築設計二部(R&D推進部 木質建築推進室兼務)/2018年照明普及賞/2019年、2022年グッドデザイン賞/2021年ウッドデザイン賞/2022年北海道赤レンガ建築奨励賞
DATA
名称:ザ ロイヤルパークキャンバス 札幌大通公園
所在地:北海道札幌市中央区
主要用途:宿泊施設/飲食店舗
建築主:三菱地所
●設計
三菱地所設計
●施工
清水建設
●面積
敷地面積 695.51m2
建築面積 580.62m2
延床面積 6,157.06m2
建蔽率 83.48%
容積率 799.65%
階数 地下1階/地上11階/塔屋1階
●高さ
最高高 46,140mm
軒高 45,340mm
●構造
地下1階~8階RC造(8階一部床CLT造)、9階~塔屋階木造(枠組壁工法+床CLT)
●期間
設計期間 2019年2月〜2019年11月
施工期間 2020年3月〜2021年8月
●掲載雑誌
「新建築」2021年11月号、「建築技術」2022年3月号、「ディテール」2022年10月号 など