奈義町多世代交流広場 ナギテラス
NAGI TERRACE
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稲垣 淳哉、佐野 哲史、永井 拓生、堀 英祐(Eureka)
星野 裕司(熊本大学)
山田 裕貴(Tetor)
ナギテラスは国道に沿う町役場前の敷地に建つ、交通広場に付帯する複合施設である。街の公共交通の要であるバス待合と観光案内が核にあり、イベントスペースや美術館のアネックス、貸しテナント(写真館、ネイルサロン)として、広場と共に公民連携して運営されている。町の中心エリアにおいて、公共空間の相互連携を図る、多世代の交通・交流の拠点である。
Junya Inagaki, Satoshi Sano, Takuo Nagai, Eisuke Hori (Eureka)
Yuji Hosino (Kumamoto University)
Yuki Yamada (Tetor)
NAGI Terrace is a complex facility adjacent to the traffic plaza in front of the town hall. It operates in cooperation with the public and private sectors as a bus terminal and tourist information center, event space, museum annex, and rental tenant. It is a center for transportation and multi-generational exchange.
Architect
稲垣 淳哉
(Eureka(早稲田大学))1980年愛知県出身/2006年早稲田大学大学院修士課程修了/2007~09年早稲田大学専任助手/2009年~Eureka共同主宰/2015~20年法政大学兼任講師/2017~21年早稲田大学芸術学校准教授/2018年~現在日本女子大学非常勤講師/2023年〜早稲田大学芸術学校准教授
佐野 哲史
(Eureka(慶應義塾大学))1980年埼玉県出身/2003年早稲田大学理工学部建築学科卒業/2004年Renzo Piano Building Workshop/2006年早稲田大学大学院修士課程修了/2006~09年隈研吾建築都市設計事務所/2009年~Eureka共同主宰/2022年~慶応義塾大学理工学部専任講師
永井 拓生
(Eureka(滋賀県立大学))1980年山口県出身/2005年
早稲田大学大学院修士課程修了/2006~09年早稲田大学専任助手/2009~11年東京大学生産技術研究所準博士研究員/2009年~Eurekaパートナー/2011~19年滋賀県立大学環境科学部助教、その後同大学講師/博士
堀 英祐
(Eureka(近畿大学))1980年佐賀県出身/2007年早稲田大学大学院修士課程修了/2009年~Eurekaパートナー/2011~16年国士舘大学理工学部非常勤講師/2012~16年早稲田大学理工学術院助教/2016年~近畿大学産業理工学部講師/2023年〜近畿大学産業理工学部准教授
星野 裕司
(熊本大学)1996年東京大学大学院工学系研究科修士課程土木工学専攻修了後、(株)アプル総合計画事務所/1999年熊本大学助手/2005年東京大学博士(工学)取得/2006年〜同大学准教授/2012年グッドデザイン・サステナブルデザイン賞受賞(曽木の滝分水路)/2023年〜熊本大学教授
山田 裕貴
(株式会社Tetor(テトー))1984年愛媛県新居浜市出身/2008年熊本大学大学院修了/2011年東京大学大学院博士課程修了/2016年株式会社Tetor設立、代表取締役就任/2021年株式会社風景工房設立、共同代表就任/土木学会デザイン賞、グッドデザイン賞他
DATA
名称 奈義町多世代交流広場 ナギテラス
所在地 岡山県勝田郡奈義町
主要用途 バス待合所、観光案内所、店舗、交通広場、庭
建築主 奈義町
●設計
設計者:Eureka
建築・構造・環境:Eureka
設備:長谷川設備計画
設計協力:kttm、アンビエントデザインズ
土木景観:Tetor
家具:atelier scale
サイン:ランデザイン、atrium
色彩アドバイザー:CLIMAT
植栽:清右衛門
監理:Eureka、長谷川設備計画
監理協力:kttm
●施工
建築・土木:森安建設
空調・衛生:成好設備工業
電気:片岡電気工事
●面積
敷地面積:3,250.00m2
建築面積:273.62m2
延床面積:323.04m2
建ぺい率:8.4%
容積率:9.9%
階数:地上2階
●高さ
最高の高さ:8,010mm
軒高さ:7,870mm
●構造
主体構造・構法:木造、一部鉄骨造
基礎・杭:鉄筋コンクリート造布基礎、鋼管杭地盤改良
●期間
設計期間:2017年1月~2017年8月
施工期間:2017年9月~2019年2月
●掲載雑誌
「新建築」2019年1月号
「建築ジャーナル」2019年8月号