道の駅しょうなん てんと
Roadside Station Shonan Tento
※写真・文章等の転載はご遠慮ください。
桔川 卓也(NASCA)
千葉県柏市に建つ道の駅しょうなんの拡張計画である。新しい道の駅は、農産物直売所と駐車場の拡張の他に、交流人口の増加を図る役割を期待されていた。地域のエントランスゲートとなるこの道の駅は、多くの人々の通過動線・滞留空間となり、駅前広場や空港の発着ロビーのように来訪者を目的地へと結ぶ場所として賑わう広場にしたいと考えた。この建築がさまざまな点と点をつなぐ、地域のターミナルステーションとなることを願う。
Takuya Kikkawa (NASCA)
This is a plan for Roadside Station Shonan in Kashiwa city. The new building, will expand the farm shop and parking lot, and play a role in increasing the involvement of the community. As the entrance gate to the region, it will become a flowline and a place to stop by for many people, so we wanted to make it a bustling space that links visitors and destinations like a station or an airport lobby. We hope that the frame with these two directions will become a terminal station in the area, connecting various points.
Architect
桔川 卓也
(NASCA)1984年 静岡県生まれ/2007年 日本大学理工学部海洋建築工学科卒業/2008年NASCA入社/現在NASCA主任/2018年より日本大学理工学部海洋建築工学科非常勤講師/ JIA優秀建築選100選、グッドデザイン賞、日本空間デザイン賞(入賞)など。
DATA
名称 道の駅しょうなん てんと
所在地 千葉県柏市箕輪新田59-2
主要用途 道の駅(飲食・物販・事務所等)
建築主 柏市
設計・監理─────────────────
設計者:桔川卓也/NASCA
建築:NASCA/桔川卓也、樋口卓史
構造:yAt構造設計事務所/中畠敦広
設備:設備計画/森栄次郎、浅野光
照明:サワダライティングデザイン&アナリシス/澤田隆一、横川貴明
サイン:KD/鎌田順也、齊藤京美
Omomma/大原大次郎
家具:scale/山本大輔
防災:明野設備研究所/土屋伸一
外構:overlap/並河みき
土木:日本都市整備/小田嶋俊一、鈴木出、茂木卓
施工─────────────────
建築:広島・古川特定建設工事共同企業体(広島建設株式会社・古川建設株式会社)
機械:岡田・トキワ特定建設工事共同企業体(株式会社岡田工業所・株式会社トキワ)
電気:城山・森特定建設工事共同企業体(城山電機株式会社・株式会社森電気工業所)
土木:日進・三和特定建設工事共同企業体(日進建設株式会社・株式会社三和土建)
面積─────────────────
敷地面積:35,452.08m2
建築面積:3,062.62m2
延床面積:2,949.37m2
建ぺい率 8.64%(許容:60%)
容積率 8.32%(許容:200%)
階数 平屋
高さ─────────────────
最高の高さ:11,240m
軒高さ:4,000mm
構造 鉄骨造
期間─────────────────
設計期間 2017年2月〜2018年12月
施工期間 2019年3月〜2021年11月
掲載雑誌─────────────────
「新建築」2021年12月号
「近代建築」2021年12月号
「ディテール」2022年7月号