湖の駅さめうらカヌーテラス
Sameura Canoe Terrace
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伊原 慶(TA+A)
和久田 幸佑(和久田幸佑建築設計事務所)
高知県土佐町にあるスポーツ観光拠点施設である。青少年等の家として役割を担った旧さめうら荘が隣地に移設され顕わになった段差や擁壁等の微地形と変形した地型に、それらを紡ぎ合わせるように建築を挿入した。建築が環境を切り取るのではなく、既存環境と建築が混ざり合う中に多様な場を生み出したかった。大屋根の下にはそれらの様々な場所性が内外を問わず敷地全体に立ち現れている。
Kei Ihara (TA+A)
Kosuke Wakuda (Kosuke Wakuda Architects)
This is the base facility for sports and tourism in Tosa , Kochi . The former Sameura-so, which had served as a home for youth, was relocated, and the microtopography and deformed landforms were revealed. We wanted to create a variety of places in which the existing environment and the architecture would mingle. Under the large roof, these various kinds of places appear throughout the site, both inside and outside.
Architect
伊原 慶
(TA+A)1981年東京都生まれ/2006年早稲田大学大学院修了後、大成建設に入社/2014年TA+Aを設立/京都芸術大学大学院教授、武蔵野大学非常勤講師/2014年日本建築学会作品選集、2021年グッドデザイン賞など
和久田 幸佑
(和久田幸佑建築設計事務所)1980年静岡県生まれ/2006年早稲田大学大学院修了後、戸田建設を経てフォルムデザイン一央に入所/2017年和久田幸佑建築設計事務所を設立/明星大学非常勤講師/2020年日本建築学会作品選集、2021年建築九州賞奨励作品など
DATA
名称 湖の駅さめうらカヌーテラス
主要用途 スポーツ観光拠点施設
建築主 土佐町
●設計
設計者:伊原慶、和久田幸佑
建築:伊原慶/TA+A、和久田幸佑/和久田幸佑建築設計事務所
構造:yAt構造設計事務所
設備:テーテンス事務所
監理:TA+A、和久田幸佑建築設計事務所
●施工
建築:早明浦建設
空調・衛生:シンゲン
電気:高橋電設
●面積
敷地面積:1,363.48㎡
建築面積:482.69㎡
延床面積:412.00㎡
建ぺい率 35.41%(許容60%)
容積率 30.22%(許容200%)
階数 平屋
●高さ
最高の高さ:6,217mm
軒高さ:6,117mm
●構造 鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造+木造
●期間
設計期間:2018年11月〜2019年7月
施工期間:2019年8月〜2020年9月
●掲載雑誌
「新建築」2020年11月号
「建築技術」2021年1月号
「エル・デコ」2021年4月号
「日経アーキテクチュア特別編2021 October」