清水建設北陸支店新社屋
Shimizu Corporation Hokuriku Branch
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岡崎 真也、堀部 孝一(清水建設)
清水建設北陸支店の社屋建て替え計画である。100年間営んだ敷地において、周辺環境との関係を継承する配置とし、外周部の壁柱と内部の小径鋼管柱により一体感のあるワンルームオフィスを構成した。県木の能登ヒバを用いた木鋼ハイブリッド架構から自然光を導き、曇天の多いこの地でも空の光を感じられる空間とした。自然エネルギー利用による『ZEB』の達成や水素エネルギー利用など、新たな取組をこの場所独自のかたちで具現化した。
Shinya Okazaki, Koichi Horibe (Shimizu Corporation)
This is a new office building for the Hokuriku Branch of Shimizu Corporation. The offices are integrally composed with wall columns on the outer periphery and small-diameter tubular steel columns in the interior. Natural light is introduced using a hybrid structure with local timber, so the light of the sky can be felt within the spaces, even when it is cloudy. Several new initiatives have been realized in a unique way for this location, such as achievement of “ZEB”, use of hydrogen energy, etc.
Architect
岡崎 真也
(清水建設)1987年富山県生まれ/2010年首都大学東京都市環境学部建築都市コース卒業/2012年 同大学大学院都市環境科学研究科建築学域修士課程修了後、清水建設入社/2017年清水建設北陸支店設計部/2022年清水建設設計本部プロジェクト設計部2部
堀部 孝一
(清水建設)1967年東京都生まれ/1989年千葉大学工学部建築学科卒業後、清水建設入社/2015年清水建設北陸支店設計部長/2022年清水建設設計本部主席設計長兼木質建築推進部長
DATA
名称 清水建設北陸支店新社屋
所在地 石川県金沢市玉川町5-15
主要用途 事務所
建築主 清水建設
●設計
設計者:岡崎真也・堀部孝一
建築:岡崎真也・堀部孝一/清水建設
構造:清水建設
設備:清水建設
監理:清水建設
●施工
清水建設
●面積
敷地面積:3,255.01 m2
建築面積:1,546.69 m2
延床面積:4,224.46 m2
建ぺい率 47.52 %(許容 90%)
容積率 116.10 %(許容 300%)
階数 地下1階 地上3階
●高さ
最高の高さ:15,680 mm
軒高さ:12,910 mm
●構造 鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造
●期間
設計期間:2019年1月~2020年3月
施工期間:2020年4月~2021年4月
●掲載雑誌
「新建築」2021年10月号
「ディテール」2022年7月号