森の小屋
Cabin in the Woods
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佐藤 文、鹿嶌 信哉(K+Sアーキテクツ)
敷地は浅間山の森に包まれている。
自然の生命力を享受する居場所を求めて、豊かな森の中に小屋を計画した。敷地形状は扁平な菱形で、敷地を包み込むようにすり鉢状の斜面地となっている。地形をトレースしながらレベルの異なる床を設け、各レベルで周囲の自然環境と呼応した居場所を作った。テラスの屋根は高くして、森の樹木全体を目に–することができる。広間の引戸を全開すると、テラスと一体化した空間が生まれる。
Aya Sato, Nobuya Kashima (Kashima+Sato Architects & Associates)
The site is surrounded by forests of Mt. Asama.
In search of a place to enjoy the vitality of nature, we planned a hut in a rich forest. The site is shaped like a flat rhombus, and has a mortar-like slope surrounding the site. While tracing the terrain, each level creat a place that corresponds to the surrounding natural environment. The roof of the terrace is raised so that we can see the whole forest tree. When the sliding door of the hall is fully opened, a space integrated with the terrace is created.
Architect
佐藤 文
(K+Sアーキテクツ)1961群馬県生まれ/1984年日本大学理工学部建築学科卒業/1984年早川邦彦建築研究室入所/1985年芦原建築設計研究所入所/1990 K+Sアーキテクツ設立/2019年千葉県建築文化賞優秀賞/2022年東京建築賞優秀賞/2022年JIA長野建築賞入賞 関東学院大学建築環境学部建築学科 非常勤講師
鹿嶌 信哉
(K+Sアーキテクツ)1959年愛知県生まれ/1983年京都工芸繊維大学工芸学部建築学科卒業(卒業設計松ヶ崎建築会賞)/1983年芦原建築設計事務所入所/1990年K+Sアーキテクツ設立/2019年千葉県建築文化賞優秀賞/2022年東京建築賞優秀賞/2022年JIA長野建築賞入賞
DATA
名称 森の小屋
所在地 長野県軽井沢町
主要用途 別荘
建築主 鹿嶌信哉+佐藤文
●設計
設計者:佐藤文+鹿嶌信哉
建築:K+Sアーキテクツ
構造:長坂設計工舎
設備:K+Sアーキテクツ
監理:K+Sアーキテクツ
●施工
建築:ハピアデザイン
空調・衛生:中部メンテナンス
電気:デンコー
植栽・外構:原グリーン
●面積
敷地面積:992.31m2
建築面積:53.93m2
延床面積:51.54m2
建ぺい率:5.43%(許容20%)
容積率:5.19%(許容20%)
階数:地上1階
●高さ
最高の高さ:7,120mm
軒高さ:6,900mm
●構造:木造在来工法
●期間
設計期間:2018年9月〜2019年4月
施工期間:2019年5月〜2020年2月
●掲載雑誌:「新建築住宅特集」2020年10月号
「モダンリビング」2020年No.254
「ENGINE 06」2021年No.246