AWAZUKU HOUSE
AWAZUKU HOUSE
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栗原 健太郎、岩月 美穂(studio velocity一級建築士事務所)
海に近い4つの賃貸集合戸建て住宅。敷地の周囲に巡っていたこの地域によく見られる「生垣」をプライバシー保護及び敷地境界になるように植え替え再利用した。敷地内にあった未使用の古井戸を使用できるようにし、地下水を表出させ、それぞれの屋根から流れる雨水も集めて敷地内を回る「水路」によって排水されている。「水路」は各住戸をつなげる場となっている。さらに有事の断水時の応急水にもなる。水路の水面が海風に揺らいでいる。
Kentaro Kurihara / Miho Iwatsuki (studio velocity)
Four houses for rent near the sea. Hedges, that are common in this area, were replanted and reused to protect privacy and serve as the site boundary. An unused old well on the premises was made available for use, groundwater was exposed, and rainwater flowing from each roof was also collected and drained through a 'waterway' that circled the premises. The “waterway” serves as a place to connect each house. And it can also be used as emergency water supply in case of water outages. Swaying the surface of the waterway by the sea wind.
Architect
栗原 健太郎
(studio velocity一級建築士事務所)1977年埼玉県生まれ/2002年工学院大学大学院卒業/2004~05年石上純也建築設計事務所/2006年studio velocity設立/2013年~20年愛知工業大学非常勤講師/2017~20年大同大学非常勤講師/2019~20年名古屋大学非常勤講師/2020年~愛知産業大学准教授
岩月 美穂
(studio velocity一級建築士事務所)1977年愛知県生まれ/2002年工学院大学大学院卒業/2004~05年石上純也建築設計事務所/2006年studio velocity設立/2010年~愛知産業大学非常勤講師/2012年~椙山女学園大学非常勤講師/2015年~愛知県立芸術大学非常勤講師/2021年~名古屋造形大学非常勤講師
DATA
名称 AWAZUKU HOUSE
所在地 愛知県幸田町
主要用途 戸建て賃貸住宅
建築主 個人
●設計
設計者:栗原健太郎 岩月美穂
建築:栗原健太郎+岩月美穂 / studio velocity一級建築士事務所
構造:藤尾建築構造設計事務所
設備:
監理: 栗原健太郎+岩月美穂 / studio velocity一級建築士事務所
●施工
建築:誠和建設
空調・衛生:フジサービス・うめぞの設備
電気:RISE
●面積
敷地面積: 795.53m2
建築面積: 255.04m2 (63.76㎡×4棟)
延床面積: 255.04m2 (63.76㎡×4棟)
建ぺい率 38.3%(許容 %(許容 60 %)
容積率 38.3%(許容 %(許容 200 %)
階数 地上1階
●高さ
最高の高さ:3,962mm
軒高さ:3,629mm
●構造 在来木造
●期間
設計期間: 2017年 11月~2019年 2月
施工期間: 2019年 3月〜2020年 2月
●掲載雑誌 「新建築」 2020年 8月