飛子保育園
TOBIKO NURSERY SCHOOL
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佐々木 翔、佐々木 信明(INTERMEDIA)
約550名の小さな漁村集落に建つ保育園。周辺の住宅のスケールと地形に沿った建ち方と呼応するように切妻屋根を短冊状に分節した形態とした。中央の遊戯室はハの字平面であり、最大10mスパンの間口を確保しているが、長崎県に集成材の加工場が無い。そこで県内で入手可能な105×270mmの材を梁材の基本とし、そこにスパンに応じて105×105角材を底面に必要なだけ足していく重ね梁により実現を図った。
Sho Sasaki, Nobuaki Sasaki (INTERMEDIA)
A nursery school built in a fishing village of about 550 people. The gable roof is segmented into strips to match the scale of the surrounding houses and the way they are built along the topography.The central play room is a square-shaped plane with a maximum span of 10m, but there is no processing plant for l laminated lumber in Nagasaki. Therefore, we used 105x270mm lumber available in the prefecture as the basic beam material, and added 105x105 lumber to the base as needed according to the span.
Architect
佐々木 翔
(INTERMEDIA)1984年長崎生まれ/2007年九州芸術工科大学(現 九州大学)芸術工学部環境設計学科卒業/2010年九州大学大学院 芸術工学府修了/2009年〜2014年末光弘和+末光陽子/SUEP. /2015年〜INTERMEDIA/2022年INTERMEDIA代表取締役/現在、九州大学、長崎大学、福岡大学非常勤講師
佐々木 信明
(九州長崎支部/長崎 INTERMEDIA)1957年長崎生まれ/1980年長崎総合科学大学工学部建築学科卒業/栗山建築設計研究所、中村享一建築研究室を経て1989年Inter media主宰/2014年INTERMEDIA代表取締役
DATA
名称 飛子保育園
所在地 長崎県雲仙市
主要用途 保育園
建築主 社会福祉法人飛子福祉会
設計
設計者:佐々木翔 佐々木信明 安田早貴
建築:INTERMEDIA
構造:円酒構造設計
設備:シード設計社
照明計画:杉尾篤照明設計事務所
監理:INTERMEDIA
施工
建築:宅島建設
電気設備:松本電気工事
機械設備:高伸工業
面積
敷地面積:1,914.16m2
建築面積:485.34m2
延床面積:429.45m2
建ぺい率 25.36%(許容:指定なし)
容積率 22.44%(許容:指定なし)
階数 地上1階
高さ
最高の高さ:4,677mm
軒高さ:3,501mm
構造 木造
期間
設計期間:2018年10月〜2020年7月
施工期間:2020年8月〜2021年3月