生垣の中の家
House surrounded by hedges
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栗原 健太郎、岩月 美穂(studio velocity一級建築士事務所)
敷地周囲に巡る既存生垣を利用し、生活空間が生垣に囲まれる断面構成とした。また、壁のある耐震コアの高さを生垣より低くし、上部に架かる12枚の大屋根を浮かせることで、内部からでも敷地全体を感じ、生活空間とすることができる。大屋根と耐震コアを平面的にも断面的にもずらして構成することで、機能や構造から自由に組んだ配列となり、それが生活の自由度に結び付くのではないかと考えた。
Kentaro Kurihara / Miho Iwatsuki (studio velocity)
Using the existing hedges around the site, we created a sectional structure in which the living space is surrounded by the hedges. In addition, the height of the seismic core with walls is lower than that of the hedges, and the twelve large roofs that float the upper part allow the entire site to be felt from inside, making it a livable space. By arranging the large roof and the seismic core are shifted in both plane and section, we thought that the arrangement would be freely assembled from functions and structures, which would lead to freedom of life.
Architect
栗原 健太郎
(studio velocity一級建築士事務所)1977年埼玉県生まれ/2002年工学院大学大学院卒業/2004~05年石上純也建築設計事務所/2006年studio velocity設立/2013年~20年愛知工業大学非常勤講師/2017~20年大同大学非常勤講師/2019~20年名古屋大学非常勤講師/2020年~愛知産業大学准教授
岩月 美穂
(studio velocity一級建築士事務所)1977年愛知県生まれ/2002年工学院大学大学院卒業/2004~05年石上純也建築設計事務所/2006年studio velocity設立/2010年~愛知産業大学非常勤講師/2012年~椙山女学園大学非常勤講師/2015年~愛知県立芸術大学非常勤講師/2021年~名古屋造形大学非常勤講師
DATA
名称 生垣の中の家
所在地 愛知県
主要用途 専用住宅
建築主 個人
●設計
設計者:栗原健太郎 岩月美穂
建築:栗原健太郎+岩月美穂 / studio velocity一級建築士事務所
構造:藤尾建築構造設計事務所
設備:
監理: 栗原健太郎+岩月美穂 / studio velocity一級建築士事務所
●施工
建築:ザイソウハウス
空調・衛生:
電気:
●面積
敷地面積: 1895.22㎡
建築面積: 479.90㎡
延床面積: 466.73㎡
建ぺい率 25.33%(許容 %(許容 60 %)
容積率 22.49%(許容 %(許容 150 %)
階数 地上2階
●高さ
最高の高さ:6,054mm
軒高さ:4,820mm
●構造 混構造(木造在来工法+鉄骨造)
●期間
設計期間: 2016年 3月~2018年 4月
施工期間: 2018年 4月〜2019年 9月
●掲載雑誌 「新建築住宅特集」 2020年 3月