yodge
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崖地側から屋根上テラスを見る
撮影：若林勇人
照内 創（SO&CO.）
土橋 悟（都市環境研究所）
村全体の活性化の構想・計画づくりを行い、その拠点となるべく、複数の安全対策を通じて旧四辻分校の用途変更を可能とした。地域の方の意見を基に、壁・床板等の再利用、耐震補強・断熱工事を行うと共に、震災の影響で減築された部分まで増築し、往時の外観を取り戻す等、居住性を向上しつつ、校庭からの風景を継承している。地域の方々が気兼ねなく立ち寄れる場であり続け、いつも人々が居る場であることが、建物を生かし続けると考えた。
So Teruuchi (SO&CO.)
Satoru Tsuchihashi (Urban Design Institute)
Tourism exchange center, reinforced and converted from abolished branch elementary school. This place consisted of restaurant and accommodation is aimed at contributing revitalization of the whole village, as creative hub for community-based tourism. Careful design manner which inherits memorable scenery creates an activity base utilized daily by not only tourists but also local residents.
四辻ギャラリー
撮影：若林勇人
旧音体室(カフェレストラン)
撮影：若林勇人
南側外観
撮影：若林勇人
屋根下テラス
撮影：若林勇人
計画平面図
計画ダイアグラム
Architect
照内 創
(SO&CO.)1980年静岡県生まれ／2005年工学院大学大学院工学研究科建築学専攻修了後、aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所入所／2009年SO&CO.設立／一級建築士／日本工学院専門学校非常勤講師
土橋 悟
(株式会社 都市環境研究所)1980年埼玉県生まれ／2004年東京大学大学院工学系研究科社会基盤工学専攻修了後、日建設計シビル入社／英国Claudio Silvestrin Architects勤務を経て、2009年～現職／一級建築士／2019年～芝浦工業大学非常勤講師／2022年～法政大学兼任講師
DATA
名称 yodge
所在地 福島県玉川村
主要用途 簡易宿泊所
建築主 福島県玉川村
●設計
設計者：照内創、土橋悟
建築：照内創、高橋賢泰（元所員）／SO＆CO.
土橋悟／都市環境研究所
建築協力：檜垣幸志／檜垣幸志建築設計事務所
土木・ランドスケープ：土橋悟、平嵜大地、稲葉美里／都市環境研究所
照内創／SO＆CO.照内創／SO＆CO.
土木協力：湯澤洋一郎、石川幸司、七海隼人、髙橋兼続／新和調査設計
構造：遠藤俊貴、三崎洋輔／EQSD
機械設備：嶌田成二／ユニ設備設計
電気設備：遠藤和広、野口亮太郎、福島颯太／EOSplus
植栽計画：三浦豊／NiwaMori
VI計画：宇野昇平、伊奈麻衣子／SURMOMETER
監理・土木発注者支援：SO&CO.、都市環境研究所、檜垣幸志建築設計事務所、EQSD、ユニ設備設計、EOSplus
●施工
建築：大河内利雄、鈴木則雄／荒牧建設
土木：小山田和也／小山田産業開発
空調・衛生：阿部章／ユアテック
電気：高久哲也／ユアテック
家具：渡部信一郎 伊藤寛樹／ラ・ビーダ
●面積
敷地面積：9,232.20m2（事業区域）、4,232.20m2（建築敷地）
建築面積：509.01m2（既存380.43m2）
延床面積：502.18m2（既存373.60m2）
1階：502.18m2（既存373.60m2）
建蔽率：12.03%（許容：指定なし）
容積率：11.87%（許容：指定なし）
階数：地上1階
●高さ
最高の高さ：6,585mm
軒の高さ：4,115mm
天井の高さ：四辻ギャラリー 4,445〜5,753mm
旧音楽体育室（カフェレストラン）：3,025mm
宿泊室：2,965mm
主なスパン：1,820mm×1,820mm 1,820mm×7,280mm
●敷地条件
地域地区：都市計画区域外
駐車台数：12台（+臨時12台）
●構造
木造 一部鉄骨造
杭・基礎 ベタ基礎
●設備
空調設備
空調方式：個別空調方式
熱源：空冷ヒートポンプエアコン
衛生設備
給水：受水槽・加圧給水方式
給湯：個別給湯方式（ガス給湯）
排水：建物内合流方式（浄化槽処理の上、雨水側溝放流）
電気設備
受電方式：一回線受電方式
設備容量：電灯：38.17kVA 動力：15.75kW
防災設備
消火：パッケージ型自動消火設備
排煙：自然排煙
●期間
設計期間：2019年6月〜2020年3月
施工期間：2020年6月〜2021年3月
●掲載雑誌
「新建築」2022年3月号