TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE
TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE
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平瀬 有人、平瀬 祐子(yHa architects)
筥崎宮参道に面して建つデザイナーの新築オフィス兼用住宅。九州大学箱崎キャンパス移転に伴って壊されそうとしていた1928年竣工の洋館建築・九州大学松浜厚生施設の一部を譲り受け、光を拡散するテント膜の屋根とともに地域に開かれた街の新しいシンボルとして再生した。ファサードの〈都市的記憶〉、階段室の〈空間的記憶〉、淡い水色と白色の外壁・茶色の建具枠といった〈物質的記憶〉の継承を試みている。
Yujin Hirase, Yuko Hirase (yHa architects)
A designer's new office/residence facing the approach to Hakozaki Shrine. The building was originally part of the Kyushu University Matsuhama Welfare Facility, a Western-style building completed in 1928, which was about to be demolished when the Kyushu University Hakozaki campus was relocated. Utilizing materials from the existing Western-style building, we attempted to retain the "urban memory" of the facade, the "spatial memory" of the stairwell, and the "material memory" of the pale blue and white exterior walls and brown fixture frames.
Architect
平瀬 有人
(早稲田大学・yHa architects)1976年東京都生まれ/2001年早稲田大学大学院修士課程修了/2003〜06年早稲田大学助手/2007年〜yHa architects/2007〜08年文化庁新進芸術家海外留学制度研修員(在スイス)/2008〜22年佐賀大学准教授/2023年〜早稲田大学教授/博士(建築学)
平瀬 祐子
(yHa architects)1975年東京都生まれ/1999年早稲田大学理工学部建築学科卒業/2001年早稲田大学大学院修士課程修了/2007〜08年HHF architects(在スイス)/2008年〜yHa architects/日本建築学会 作品選集2023/2021-22/2017・グッドデザイン賞2022・2020・2016ほか
DATA
名称 TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE
所在地 福岡県福岡市東区箱崎
主要用途 店舗・飲食店
建築主 福岡県那珂川市
設計
設計者:平瀬有人・平瀬祐子
建築:yHa architects
構造:yAt構造設計事務所
設備:RISE設計室
照明:モデュレックス
外構:浦田庭園設計事務所
監理:yHa architects
解体協力:環境開発・セイシン・MIYATA ART CONSTRUCTION
企画協力:九州大学・ハコと場をつくるSAITO
記録映像:仁田原力
施工
建築:イクスワークス
面積
敷地面積:310.71m2
建築面積:58.82m2
延床面積:117.27m2
建ぺい率 18.94%
容積率 37.75%
階数 地上2階
高さ
最高の高さ:11,210mm
軒高さ:8,600mm
構造 木造
期間
設計期間:2019年9月〜2020年9月
施工期間:2020年10月〜2021年3月
掲載雑誌 「新建築」 2021年9月号