理想科学⼯業 理想開発センターⅡ
RISO R&D Center II
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松尾 敬一、河合 正理、小野 志門、熊坂 舞希(久米設計)
松尾 剛志(プラットデザイン)
新しい研究・発展のために,広い土地につくる最初の研究所である.大型印刷機を開発する実験室,研究成果の発表・展示空間を4つの大きな実験ボックスとして,田の字形の平面でつなぎ,ボックスが重なる風車のようにずらした十字部分にイノベーションが生まれる場をつくる.将来の発展と共に,この十字部分を手掛かりに成長していく建築である.
Keiichi Matsuo, Masari Kawai, Shimon Ono, Maki Kumasaka ( KUME SEKKEI)
Takeshi Matsuo (PLATdesign)
The first laboratory was built with the aim of developing large printers. This new research facility with the exhibit space for a project, was designed with a plan of four large experimental boxes shifted and laid out like a windmill with a cross section space between them for researchers’ interaction. It is available for the future expansion and development based on this cross-section.
Architect
松尾 敬一
(久米設計)1977年兵庫県生まれ/1998年明石高専卒業/2002年千葉大学大学院修士課程修了後、久米設計入社/2021グッドデザイン賞・ウッドデザイン賞奨励賞/2021-2022日本建築学会作品選集/第53回中部建築賞/2022 JIA環境建築賞 優秀賞/2022 BELCA賞 ベストリフォーム部門など
河合 正理
(久米設計)1978年東京都生まれ/2003年法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修士課程修了後、久米設計入社/2022年JSCA賞作品賞
小野 志門
(久米設計)1983年東京都生まれ/2010年石上純也建築設計事務所/2010年日本大学大学院理工学研究科建築学専攻修士課程修了後、久米設計入社
熊坂 舞希
(久米設計)1989年兵庫県生まれ/2014年京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科建築設計学専攻修士課程修了後、久米設計入社
松尾 剛志
(株式会社プラットデザイン)1997年千葉大学園芸学部緑地・環境学科卒業/1999年東京ランドスケープ研究所退職/2003年アトリエアク退職/2008年オンサイト計画設計事務所退職 株式会社プラットデザイン共同設立/2019年「女川駅前シンボル空間」土木学会デザイン賞最優秀賞など
DATA
名称 理想科学⼯業 理想開発センターⅡ
所在地 茨城県つくば市
主要用途 研究所(事務所)
建築主 理想科学工業 株式会社
●設計
設計者:久米設計
建築:担当/松尾 敬一・小野 志門・熊坂 舞希
構造:担当/河合正理
設備:担当/町野 陽一郎・伊藤 欽章・原田 和幸・小林 愛佳
積算:担当/郡司祐光
土木:担当/村谷 優
監理:担当/秦 智哉・木下 隆輝
外構:プラットデザイン 担当/松尾剛志
●施工
安藤・間 関東支店
●面積
敷地面積:21,680.95m2
建築面積:2,233.79m2
延床面積:2,067.80m2
建蔽率 10.30%(許容:70%)
容積率 9.5%(許容:200%)
階数 地上2階
●高さ
最高の高さ:7,010mm
軒高さ:6,710mm
●構造
鉄筋コンクリート造 一部 鉄骨造
●期間
設計期間:2017年10月〜2019年8月
施工期間:2019年9月〜2020年6月
●掲載雑誌
「彰国社ディテール」 2021年冬季号NO.227