YANMAR TOKYO
YANMAR TOKYO
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江副 敏史、黒木 悠真(日建設計)
東京駅前という好立地を生かした、企業ブランディング拠点として位置付けられるヤンマー東京支社の建替え計画。事業フィールドである船を模した外観デザインとし、アルミルーバーによる繊細な表情が大規模ビル群の中で静かに存在感を放つ。オフィス共用部のどこからでも緑を感じることができる壁面緑化、低層商業フロアの吹抜けを取り囲む水耕栽培緑化など、バイオフィリックデザインを取り入れた付加価値の高いビルを目指した。
Satoshi Ezoe, Yuma Kuroki (NIKKEN SEKKEI LTD)
This reconstruction project for Yanmar’s Tokyo branch office as a corporate branding base, is located in front of Tokyo Railway Station. The exterior design is modeled on a ship, which is Yanmar’s business, and the exquisite aluminum louvers create a dignified presence in the midst of large buildings. The building was designed as a smart building incorporating biophilic design features, such as wall greenery that can be seen from the common areas, and hydroponic greenery surrounding the lower commercial floors.
Architect
江副 敏史
(日建設計)1957年大阪府生まれ。1980年京都大学工学部建築学科卒業、同年日建設計入社。現在、同社デザインフェロー
1997・2007・09・10年日本建築学会作品選奨/2007・09・19・20・22年BCS賞/2007年JIA関西建築家大賞
黒木 悠真
(日建設計)1984年兵庫県生まれ。2009年大阪市立大学大学院工学研究科都市系専攻修了後、日建設計入社。現在、同社設計監理部門アソシエイト
DATA
名称 YANMAR TOKYO
所在地:東京都中央区
主要用途:事務所
建築主:セイレイ興産
●設計
設計者:日建設計
担当/江副敏史 黒木悠真
構造担当/田代靖彦 吉田聡 田中佑樹
電気担当/小倉良友 上野圭介 小浦一平 迫田裕之 茂田悟
機械担当/水出喜太郎 田中宏明 藤井拓郎 後藤悠 守雅俊
ランドスケープ/小松良朗
監理担当/鍋島淳一 加藤厚 稲垣正成 山田和正 佐佐木保雄
●施工
建築:竹中工務店
空調:ダイダン
衛生:朝日工業社
電気:トーエネック
●面積
敷地面積:1,483.79㎡
建築面積:1,360.07㎡
延床面積:21,775.59㎡
建ぺい率:91.67%(許容100%)
容積率 :1,286.74%(許容1,300%)
階数:地下3階、地上14階、塔屋2階
●高さ
最高の高さ: 70.250mm
軒高さ: 63.850mm
●構造
鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
●期間
設計期間: 2016年 6月〜2019年 3月
施工期間: 2020年2月〜2022年 8月
●掲載雑誌
新建築2023年5月号
日経アーキテクチュア2023年6月8日号
季刊ディテールNo.239号