能美防災株式会社 三鷹工場
NOHMI BOSAI LTD. Mitaka Factory
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大森 晃、阿折 忠受、藤本 怜佑、額田 奈菜子、原 寛貴(三菱地所設計)
防災盤を製作する工場の移転建替計画。住宅地に位置するため、周辺への騒音対策に加え街並みの連続性等を重視し、工場には見えない配棟計画・デザインとした。道路からフェンスをセットバックし、併せて道路に面して積極的な緑化、展示スペースを設けることで地域と共存する工場づくりを目指した。分節によりボリューム感の緩和、地域に調和する外装計画を目指した。3つのパターンは企業理念、生産技術、地域性を表現している。
Akira Omori, Tadashige Aori, Reisuke Fujimoto, Nanako Nukata, Kanki Hara (Mitsubishi Jisho Design)
The Nohmi Bosai factory, which provides integrated fire protection services, has been relocated and rebuilt in Mitaka. The aim is to blend seamlessly into the residential area and avoid the typical appearance of a factory. The focus is on maintaining the continuity of the streetscape and implementing noise reduction measures. Efforts include relocating fences away from the street, incorporating greenery, and providing street-facing exhibition space to create a harmonious coexistence with the local community.
Architect
大森 晃
(三菱地所設計)1967年東京都生まれ/1991年早稲田大学大学院修士課程修了、三菱地所入社/現在、三菱地所設計 Global Design Officeシニアアーキテクト/2006・07・08年JIA優秀建築選、2014年北米照明学会賞、2017年神奈川建築優秀賞、2018年AACA賞、2018年グッドデザイン賞、2021年茨城建築文化賞最優秀賞、2024年 日本建築学会作品選
阿折 忠受
(三菱地所設計)1974年岐阜県生まれ/1999年名古屋工業大学大学院修士課程修了後、大建設計入社/2006年三菱地所設計入社/現在、三菱地所設計建築設計三部シニアアーキテクト/2021年JIA優秀建築選、日経ニューオフィス賞、茨城建築文化賞最優秀賞、2022年グッドデザイン賞、2023年環境・設備デザイン賞優秀賞、2024年日本建築学会作品選集
藤本 怜佑
(三菱地所設計)1988年東京都生まれ/2013年京都大学大学院修士課程修了、三菱地所設計入社/現在、三菱地所設計建築設計三部アーキテクト
額田 奈菜子
(三菱地所設計)1993年神奈川県生まれ/2019年京都工芸繊維大学大学院修士課程修了後、三菱地所設計入社/竣工時、三菱地所設計建築設計三部アーキテクト
原 寛貴
(三菱地所設計)1995年神奈川県生まれ/2020年東京電機大学大学院修士課程修了後、三菱地所設計入社
DATA
名称 能美防災株式会社 三鷹工場
所在地 東京都 三鷹市
主要用途 工場
建築主 能美防災株式会社
●設計
設計者:大森 晃、阿折 忠受、藤本 怜佑、額田 奈菜子、原 寛貴
建築:大森 晃/三菱地所設計、阿折 忠受/三菱地所設計、藤本 怜佑/三菱地所設計、額田 奈菜子/三菱地所設計、原 寛貴/三菱地所設計
構造:三菱地所設計
設備:三菱地所設計
監理:三菱地所設計
●施工
建築・電気・空調・衛生:大成建設株式会社
防災設備:能美防災株式会社
●面積
敷地面積:4,958.76m2
建築面積:2,980.57m2
延床面積:10,403.40m2
建ぺい率 60.11%(許容70%)
容積率 198.62%(許容200%)
階数 地上4階 塔屋1階
●高さ
最高の高さ:23,630mm
軒高さ:19,330mm
●構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
●期間
設計期間:2019年7月〜2020年12月
施工期間:2021年1月〜2022年5月