LOAM
LOAM
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鈴木 亜生(ASEI建築設計事務所)
祖師ヶ谷大蔵に建つ二世帯住宅である。建設発生土の不適切な処理で社会問題になっている関東ロームの循環利用を目指し、これまで建材化が難しかった関東ロームを配合した「関東ロームブロック」の製造開発に成功した。その関東ロームブロックを内外の壁や床にふんだんに利活用して、5トンの関東ロームを循環利用した。関東ロームの断熱性・吸放湿性・蓄熱性を活かし、快適な温熱環境を実現した。
Asei Suzuki (ASEI ARCHITECTS Co., Ltd.)
This two-family house in Soshigaya Okura, Tokyo, tackles the issue of improperly handled construction soil by using “Kanto Loam Blocks” for construction, a first in utilizing difficult-to-use Kanto loam as a building material. With these blocks featured extensively in walls and floors, five tons of Kanto loam are recycled. The loam’s insulating, moisture-regulating, and heat-storing capabilities ensure a comfortable living environment.
Architect
鈴木 亜生
(ASEI建築設計事務所)1977年静岡県生まれ/2002年東京理科大学院理工学研究科修士課程修了川向研究室/2003年乾久美子建築設計事務所/2004〜2008年中村拓志&NAP設計事務所・設計室長/2009年ARAY Architecture設立/2015年東京理科大学理工学部建築学科非常勤講師/2018 年ASEI建築設計事務所改組
DATA
名称 LOAM
所在地 東京都世田谷区祖師谷
主要用途 専⽤住宅(⼆世帯住宅)
建築主 個人
●設計
設計者:鈴木亜生
建築:ASEI建築設計事務所
構造:yAt構造設計事務所
設備:アート総合設計宮崎事務所
監理:ASEI建築設計事務所
●施工
建築:エスエス
●面積
敷地面積:239.92㎡
建築面積:141.37㎡
延床面積:193.88㎡
建ぺい率:58.91% (許容: 70%)
容積率:80.81% (許容: 150%)
階数:地上2階
●高さ
最高の高さ:5,806mm
軒高さ:5,680mm
●構造:木造軸組工法
●期間
設計期間:2020年2⽉〜2020年10⽉
⼯事期間:2021年11⽉〜2022年8⽉
●掲載雑誌
「新建築住宅特集」2022年11月号