トラスコ・リゾート&スパ軽井沢
TRUSCO RESORT & SPA KARUIZAWA
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佐藤 健、菊田 剛正、竹内 跡、藤平 隆裕、後藤 優実、清水 明彦(日建設計)
昭和初期にあった新渡戸稲造別荘跡地に建つ保養施設。宿泊室、レストラン、大浴場の各施設開口部を敷地北側に広がる豊かな森に対して開き、四季の風景を最大限取り込み森と呼応する。建物中央部は暖炉のある2層吹抜ロビー&レストラン空間とし、上部には施設をつなぐ吊り橋が架かる。森の緑、苔庭と小川の風景、光、風、人が、この空間で立体的に交差し、豊かなコミュニケーションを育み自然と対話する森のリゾートを目指した。
Ken Sato, Takamasa Kikuta, Ato Takeuchi, Takahiro Fujihira, Yumi Goto, Akihiko Shimizu (NIKKEN SEKKEI LTD)
This resort was constructed as a recreation facility on the site of the late Japanese educator and diplomat Inazo Nitobe’s Showa era (1926-1989) villa. The restaurant, guest rooms and baths open to the lush forest to the north side of the property, maximizing the seasonal scenic view while allowing for some symbiosis with the environment. A two-story atrium lobby and restaurant with a fireplace occupy the building’s center, and a suspension bridge connects them with facilities at higher levels. The forest greenery, moss garden, stream, light, wind, and people intersect three-dimensionally in this space, fostering rich communication in a forest resort that communes with nature.
Architect
佐藤 健
(日建設計)関東甲信越支部/東京
1968年生まれ/1993年工学院大学大学院建築学専攻修了後日建設計入社/現在、同社執行役員 設計部門グループマネージャー
菊田 剛正
(日建設計)1971年生まれ/1995年工学院大学建築学科卒業後、2006年日建設計入社/現在、同社設計部門アソシエイトアーキテクト
竹内 跡
(日建設計)1971年生まれ/1994年神戸芸術工科大学芸術工学部環境デザイン学科卒業後日建設計入社/現在、同社設計部門シニアプロジェクトデザイナー
藤平 隆裕
(日建設計)1983年千葉県生まれ/2006年中央工学校建築工学科卒業後、日建設計入社/現在、同社設計部門シニアプロジェクトデザイナー
後藤 優実
(日建設計)1985年東京都生まれ/2008年慶應義塾大学法学部卒業後、住友商事株式会社に入社/2011年同社退職後慶應SFCにて修士号取得/2014年日建設計入所、現在同社設計部門スタッフ
清水 明彦
(日建設計)1991年生まれ/2016年千葉大学大学院工学研究科デザイン科学専攻修了後日建設計入社/現在、同社設計部門プロジェクトデザイナー
DATA
名称 :トラスコ・リゾート&スパ軽井沢
所在地 :長野県北佐久郡軽井沢町
主要用途 :保養所
建築主 :トラスコ中山
●設計
設計者 :日建設計
建 築 :日建設計
構 造 :日建設計
設 備 :日建設計
監 理 :日建設計
●施工
建築 :鹿島建設
空調・衛生:ヤマト
電気 :関電工
●面積
敷地面積 :9,573.95 ㎡
建築面積 :1,564.38 ㎡
延床面積 :1,982.70 ㎡
建ぺい率 :16.34 %(許容 20%)
容積率 :19.93 %(許容 20%)
階数 :地上2階
●高さ
最高の高さ:9,700 mm
軒高さ :9,360 mm
●構造
エントランス棟:鉄骨造
宿泊棟・浴室棟:鉄筋コンクリート造
●期間
設計期間:2016年 5月 〜 2018年 5月
施工期間:2018年10月 〜 2021年 1月