芝浦工業大学豊洲キャンパス 本部棟
Shibaura Institute of Technology Toyosu Campus Centennial Main Building
※写真・文章等の転載はご遠慮ください。
髙野 勝也、近本 直之、田丸 正和、新見 一敏、樫本 信隆、大塲 彬史、山口 慶、久保木 真俊(日建設計)
グローバル教育・研究環境拡充のための整備計画。開放的な3層吹き抜けのピロティー空間に、学生や地域住民が自由に利用できるカフェやレストランを配置し、地域に開放された新たな居場所づくりを行った。軒天井を艶のある仕上げとすることで、学生たちのアクティビティや緑を軽やかに映し出す一種の環境反応装置となっている。地下1階の体育館を使う学生の活動やカフェの賑わいを外部からも感じられ、まちとともに発展するキャンパスを目指した。
Katsuya Takano, Naoyuki Chikamoto, Masakazu Tamaru, Kazutoshi Niimi, Nobutaka Kashimoto, Akifumi Ooba, Kei Yamaguchi, Masatoshi Kuboki (NIKKEN SEKKEI LTD)
A development plan of university’s facilities expansion for the global education and research environment. A café and restaurant are planned in the three-story atrium, which is open to students and the local community. The glossy finish of the eaves is a kind of environmental response device, reflecting the image of student activity and greenery. The active and energetic students in the basement gym and the interaction of the vibrant atmosphere in the café, that you can be felt from the outside. The aim is to create a campus that evolves with the community.
Architect
髙野 勝也
(日建設計)1962年石川県生まれ/1983年日建設計入社/現在同社設計グループダイレクター
近本 直之
(日建設計)1978年京都市生まれ/2004年京都工芸繊維大学大学院修了後、日建設計入社/現在同社設計グループアソシエイト
田丸 正和
(日建設計)1984年東京都生まれ/2010年芝浦工業大学大学院修了後、日建設計入社/現在同社設計グループ
新見 一敏
(日建設計)1958年東京都生まれ/1984年宇都宮大学大学院修了後、(株) 全国農協設計/2007年日建アクトデザインを経て2014年日建設計入社/同社設計グループプロジェクトデザイナー/2023年末同社退社
樫本 信隆
(日建設計)1975年神奈川県出身/2000年東京大学大学院修士課程修了後、日建設計入社/現在エンジニアリング部門構造設計グループダイレクター/2016年JSCA賞業績賞/2023年日本鋼構造協会業績
大塲 彬史
(日建設計)1986年静岡県生まれ/2011年明治大学大学院修了後、日建設計入社/現在エンジニアリング部門構造設計グループ
山口 慶
(日建設計)1974年愛知県生まれ/1997年芝浦工業大学工学部電気工学科卒/2016年日建設計入社/現在エンジニアリング部門設備設計グループアソシエイト
久保木 真俊
(日建設計)1983年東京生まれ/2008年早稲田大学理工学研究科建築学専攻修了後、日建設計入社/現在エンジニアリング部門設備設計グループアソシエイト
DATA
名 称 :芝浦工業大学豊洲キャンパス 本部棟
所在地 :東京都江東区
主要用途 :学校(大学)
建築主 :学校法人 芝浦工業大学
●設計
設計者 :日建設計
担当/高野勝也、近本直之、田丸正和、新見一敏
構造担当/樫本信隆、大塲彬史
電気担当/山口慶
機械担当/久保木真俊
●施工
建築:鹿島建設
空調:高砂熱学工業
衛生:クリマテック
電気:きんでん
●面積
敷地面積:30,000.26 ㎡
建築面積:4,323.08 ㎡
延床面積:44,119.54 ㎡
建ぺい率:44.60%(許容80%)
容積率 :346.20%(許容350%)
階 数 :地下 1 階、地上14 階、塔屋 1 階
●高さ
最高高さ:67.5 m
軒高さ :67.5 m
●構造
鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
●期間
設計期間:2017年12月~2019年10月
施工期間:2019年11月~2022年3月
●掲載雑誌
近代建築 (2023年7月号)