JR熊本駅ビル
JR KUMAMOTO STATION BUILDING
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羽月 喜通、髙辻 量、井村 修二、永瀬 修、井上 瑞紀、長瀬 悟、染谷 朝幸、宮﨑 健太郎、小松 良朗、岩田 友紀(日建設計)
熊本の陸の玄関口の新たなまちづくりの中核となる複合商業施設。来訪者が熊本の自然や魅力をワンストップで感じられるよう、熊本を象徴する滝や樹木が重層的に連なる「水と緑の立体庭園」を整備した。先駆的なデジタルシミュレーションにより、バイオフィリックデザインを取り入れた大規模な立体庭園を実現している。他とは一線を画した特別な空間を創出することで、そこで生まれるアクティビティが地域に新たな賑わいを呼び込んでいる。
Yoshimichi Hatsuki, Ryo Takatsujii, Shuji Imura, Osamu Nagase, Mizuki Inoue, Satoru Nagase, Tomoyuki Someya, Kentaroh Miyazaki, Yoshiaki Komatsu, Yuki Iwata (NIKKEN SEKKEI LTD)
A commercial complex to serve as the core of new urban development at Kumamoto’s “land gateway”. A multi-layered multilayered series of waterfalls and trees within a garden of water and greenery was created to enable visitors to experience Kumamoto’s nature and attractions in a single visit. Cutting-edge digital simulation technology was used in developing a large-scale, three-dimensional garden incorporating biophilic design. By creating a special space that distinguishes itself from others, activities fostered there bring new vitality to the community.
Architect
羽月 喜通
(日建設計)1968年熊本県生まれ/1993年鹿児島大学大学院工学研究科建築学専攻修了後、日建設計入社/現在、日建設計 設計グループ部長/2022年MIPIM Asia 2022 SILVER /2023年第九回中国地産設計大賞金賞/2023年Architizer A+Awards
高辻 量
(日建設計)1967年愛媛県生まれ/1992年九州大学大学院総合理工学研究科建築環境工学専攻修了後、日建設計入社/現在、日建設計設備設計部門ダイレクター/2007年建築設備綜合協会環境設備デザインBE賞、入賞
井村 修二
(日建設計)1978年福岡県生まれ/2003年明治大学大学院理工学研究科建築学専攻修了後、森村設計を経て日建設計入社/現在、同社設備設計グループアソシエイト
永瀨 修
(日建設計)1968年埼玉県生まれ/1992年東京理科大学工学部Ⅱ部建築学科卒業、2020年東京都市大学総合理工学研究科建築・都市専攻博士課程修了/現在、日建設計 環境デザイン室 ダイレクター/2003年空気調和・衛生工学会賞(論説・報文部門)
井上 瑞紀
(日建設計)1989年東京都生まれ/2015年東京工業大学大学院修了後、日建設計入社/現在、同社環境デザイン室、音響設計担当/SABED環境シミュレーション設計賞2022チャレンジ部門最優秀賞
長瀬 悟
(日建設計)1959年福岡県生まれ/1985年千葉大学大学院工学研究科修了後、日建設計入社/現在、サステナブルデザイングループダイレクター/2006年、2008年、2020年、2021年日本免震構造協会作品賞/2015年日本鋼構造協会業績賞
染谷 朝幸
(日建設計)1968年東京都生まれ/1994年千葉大学大学院工学研究科修了後、日建設計入社/現在、テックデザイングループダイレクター/日本免震構造協会 2012年特別賞、2014年技術賞、2020年作品賞
宮﨑 健太郎
(日建設計)1981年神奈川県生まれ/2007年東京工業大学理工学研究科修了後、日建設計入社/現在、構造設計グループアソシエイト
小松 良朗
(日建設計)1972年兵庫県生まれ/1996年大阪府立大学大学院修了後、建設コンサルタントを経て日建設計入社現在、同社ランドスケープ設計部長/2017、2022年バイオフィリックデザインアワード/2014、2021年グッドデザイン賞/2016年日本造園学会賞
岩田 友紀
(日建設計)1987年岡山県生まれ/2012年神戸大学大学院終了後、日建設計入社/現在、同社ランドスケープ設計部アソシエイト/2022年バイオフィリックデザインアワード/2022年土木学会デザイン賞最優秀賞/2023年第九回中国地産設計大賞金賞
DATA
名 称 :JR熊本駅ビル
所在地 :熊本県熊本市
主要用途 :物販店舗(店舗・ホテル・駐車場)
建築主 :九州旅客鉄道、JR熊本シティ
●設計
設計者 :羽月喜通/日建設計
建築・構造・設備・監理/日建設計
●施工
施工者 :大林組
●面積
敷地面積:19,945.97 ㎡
建築面積:13,869.09 ㎡
延床面積:110,028.48 ㎡(内 駐車場棟22,330.28㎡)
(容積対象床面積 87,698.20 ㎡)
建ぺい率:69.53%(許容80%)
容積率 :432.63%(許容500%)
階 数 :地下 1 階、地上 12 階、塔屋 1 階
●高さ
最高高さ:59.42 m
軒高さ :55.57 m
●構造
鉄骨造、鉄筋コンクリート造
●期間
設計期間:2016年12月~2019年3月
施工期間:2019年 3月~2021年4月
●掲載雑誌
新建築 (2021年9月号)
日経アーキテクチャー (2021年7月22日号)
近代建築 (2021年6月号)
ディテール(No239 2024季刊―冬季号)
その他