もりやまエコパーク交流拠点施設
MORIYAMA ECOPARK Community Center
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塩原 貴洋、井下 仁史(佐藤総合計画)
既存の体育館を取り巻くように、温水プール・温浴・学習機能を回廊状に増築した交流拠点施設である。敷地が廃掃法に規定される指定区域のため、表層土以下の掘削が困難であった。そこで床面を其々の機能に必要なレベルまで上げ、階段とスロープでつなぐ計画とした。
環境学習の拠点として、多様な市民活動を包括しながら、一枚の大きな折れ屋根の下にびわ湖畔の田園風景を360度眺められる開放的で居心地の良い空間を実現した。
Takahiro Shiobara, Hitoshi Inoshita (AXS SATOW)
This recreation/exchange facility has a heated swimming pool, hot baths, and learning functions added in a corridor surrounding an existing gymnasium. As a designated area under the Waste Management Act, it was difficult to excavate below surface soil level. The floor level was raised as needed for each function and joined by stairs and ramps.
As a center for environmental learning, it offers diverse civic activities, and a comfortable open space with a 360-degree view of the surroundings by Lake Biwa, under a single, large, folded-plate roof.
Architect
塩原 貴洋
(佐藤総合計画)1986年千葉県生まれ/2011年千葉工業大学大学院工学研究科建築都市環境学専攻修了/2011~17年デネフェス計画研究所/2017年佐藤総合計画入社/現在、同社関西オフィス設計上席主任担当
井下 仁史
(佐藤総合計画)1965年大阪府生まれ/1987年関西大学工学部建築学科卒業/1989年佐藤総合計画入社/2024年現在、取締役西日本担当 関西オフィス代表/AACA賞、日事連建築賞、BELCA賞ベストリフォーム賞、BCS賞他
DATA
名称 もりやまエコパーク交流拠点施設
所在地 滋賀県守山市
主要用途 水泳場・スポーツの練習場・事務所・公衆浴場
建築主 守山市
●設計
設計者:佐藤総合計画
建築:塩原貴洋、井下仁史、榎並靖、砂川善*/佐藤総合計画
構造:佐竹知希/佐藤総合計画
星野修一/星野建築構造設計事務所
設備:小泉公利、田中宏樹/佐藤総合計画
照明:杉尾篤/杉尾篤照明設計事務所
サイン:橋本祐治/ブシツ
監理:塩原貴洋、潮一夫/佐藤総合計画
泉並健剛/イコマ監理事務所
(*は元所員)
●施工
施工者:清水建設
●面積
敷地面積:13,790.54 ㎡
建築面積:3,771.11 ㎡(既存棟 775.27 ㎡を含む)
延床面積:3,790.00 ㎡(既存棟 759.65 ㎡を含む)
●建ぺい率 27.89%(許容70%)
●容積率 27.89%(許容200%)
●階数 平屋
●高さ
最高の高さ 11.30 m(既存棟) 10.77m(増築棟)
軒高さ 7.00 m(既存棟) 10.60m(増築棟)
●構造
鉄骨造 一部 鉄筋コンクリート造
●期間
設計期間:2017年6月~2020年1月
施工期間:2020年2月~2021年3月