d&i 大黒屋新社屋
d&i DAIKOKUYA New Office
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佐々木 翔(INTERMEDIA)
長崎県大村市に建つ木造のオフィス。周囲の街並みのスケールを参照しつつ105×300の木梁(県産杉材)を南京玉すだれ状に架けた。この木梁を支える柱は前面ガラスのマリオンと吹き抜けの境界線上にあり、梁はその直上の屋根に内包され、木梁を上から吊っている。屋内だけでなく周囲環境までをおおらかに包み込むと同時に、創立70周年を迎えた企業の新社屋として、次世代へ向けた力強いアイコンにもなりうる施設である。
Sho Sasaki (INTERMEDIA)
A wooden office building in Omura City, Nagasaki Prefecture. A 105 x 300 wooden beam (made of prefectural cedar wood) was erected in the shape of a “nankin-dama-sudare” (a bamboo screen), referring to the scale of the surrounding cityscape. The building not only envelops the interior of the building but also the surrounding environment, and at the same time, as a new building for a company celebrating its 70th anniversary, it can be a powerful icon for the next generation.
Architect
佐々木 翔
(INTERMEDIA)1984年長崎生まれ/2007年九州芸術工科大学(現 九州大学)芸術工学部環境設計学科卒業/2010年九州大学大学院 芸術工学府修了/2009年〜2014年末光弘和+末光陽子/SUEP. /2015年〜INTERMEDIA/2022年INTERMEDIA代表取締役、水脈 代表取締役/現在、九州大学、長崎大学、福岡大学、鹿児島大学非常勤講師
DATA
名称 d&I 大黒屋新社屋
所在地 長崎県大村市
主要用途 オフィス
建築主 大黒屋
設計
設計者:佐々木翔
建築:INTERMEDIA
構造:円酒構造設計
設備:シード設計社
照明計画:杉尾篤照明設計事務所
サイン:氏デザイン
家具:WAAK°
企画:東彼杵ひとこともの公社
監理:INTERMEDIA
施工
建築:黒木建設
木工事:大匠建設 山佐木材
屋根 ライムイシモト
鋼製建具 建鋼社
空調・衛生:エイキ設備
電気:堤電気
面積
敷地面積:497.31m2
建築面積:274.70m2
延床面積:351.37m2
建ぺい率 55.24%(許容:60%)
容積率 70.66%(許容:200%)
階数 地上2階
高さ
最高の高さ:7,600mm
軒高さ:7,300mm
構造 木造
期間
設計期間:2021年1月〜2022年3月
施工期間:2022年4月〜2022年11月
掲載雑誌
「新建築」 2023年4月号
「商店建築」 2023年3月号
「日経アーキテクチュア 美しい屋根2023」2023年10月
「建築技術」2023年12月号