THE TWIST
THE TWIST
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横河 健(横河設計工房)
モミジの大木を守り、厳しい日影規制をクリアすることからTHE TWISTは生まれました。つまり、モミジの枝を大きく損なう事なく2階を西にTWISTし、4階は日影規制をクリアさせるために東に振ったのです。だからというわけではないけれど、仮に普通のデベロッパーの指示のもの、つまり容積いっぱいの計画であればこの敷地のポテンシャルを活かす事はなかったと思います。賃貸収益は何を持って成立するか?この問いにわたしたちは「ここに住みたい」とする「緑の価値」で応えようとしたわけです。
Ken Yokogawa (KEN YOKOGAWA ARCHITECT & ASSOCIATES INC)
THE TWIST was born to protect large maple trees and meet strict shading regulations. Twist the 2nd floor to the west without significantly damaging the branches. However, the 4th floor was moved to the east in order to meet the shade regulations. So I don’t think the potential of this site would have been utilized if it had be en an ordinary developer’s plan. What constitutes rent al income? We tried to answer this question with the “value of greenery,” which is why we want to live here.
Architect
横河 健
(株式会社 横河設計工房)1948年東京生まれ/1972年日本大学芸術学部卒業/1976年設計事務所クレヨン&アソシエイツ/1982年〜横河設計工房/2003〜2015年日本大学理工学部建築学科教授/2016年〜2018年 武蔵野美術大学建築学科客員教授/2004〜06年JIA副会長/1999年日本建築学会賞・2002年JIA環境建築賞・2004年JIA25年賞・2011年JIA協会賞ほか
DATA
THE TWIST
所在地:東京都渋谷区代々木
用途:共同住宅 兼 事務所
設計
横河 健/横河設計工房
担当:横河 健 田中 雄己 高野 洋平
構造:梅沢 良三/梅沢建築構造研究所
設備:保坂 直輝/ユーテクノ
施工
建築:渡辺建設株式会社
面積
敷地面積:495.17㎡
建築面積・建蔽率:174.95㎡ 36.22%(許容60%)
延床面積・容積率:563.20㎡ 113.74%(許容170%)
地下1階:144.58㎡
1階:134.46㎡
2階:151.46㎡
3階:152.06㎡
4階:134.43㎡
高さ
階数:地下1階+地上4階
高さ:最高高さ=11.9m、軒高=11.9m
構造
RC造 一部 鉄骨造
工程
設計期間:2019年5月〜2021年2月
施工期間:2021年3月〜2022年5月
掲載誌
「新建築」2022年8月号
「GA HOUSE」183号