徳島ヴォルティスクラブハウス
Tokushima Vortis club house
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内野 輝明(内野設計)
仮設住宅や先行高地移転の試行から、被災地で重機がなくても建てられる柱材のみの建築に至って、徳島県応急仮設住宅(普及型)に採用された。単一部材ならこれまでできなかった木材備蓄もできるのでは? と、「木材のローリングストック」が始まった。なんでも四寸角で建つようになれば、製材所、市場、工務店の倉庫、いつもそこここに四寸角がある状態になる。柱材のみの「重ね梁構法」による、過去最大、1,000㎡の木造建築である。
Teruaki Uchino (Uchino architects)
This is the largest and latest model that was made from creative idea of “rolling stock of lumber” i.e. to utilize 110mm square pillars to build practically anything. After many experiments, the approach of constructing buildings without heavy machinery and using only pillar materials even in disaster-stricken areas was adopted by Tokushima Prefecture’s emergency temporary housing (standard type). So, the lumber sawmills, markets, and construction warehouses can consistently store the same pillars for any use.
Architect
内野 輝明
(内野設計)1963年徳島県生まれ/1986年大阪工業大学卒業後、山本西原建築設計事務所に入所/1990~91年海外視察/1991~92年埴淵建築設計室/1992~99年髙﨑正治都市建築設計事務所/1999年内野輝明建築設計事務所を設立/2005年内野設計に改組
DATA
名称 徳島ヴォルティスクラブハウス
所在地 徳島県板野郡
主要用途 クラブハウス
建築主 徳島ヴォルティス
●設計
設計者:内野輝明
建築:内野輝明/内野設計
構造:籠本真成武,河村裕美/ケイツー建築設計所
設備:上久保哲治/上久保設備設計
監理:内野設計
●施工
建築:亀井組
電気:きんでん
空調:田中電機
衛生:柳生企工
●面積
敷地面積:64,169.03㎡
建築面積:592.51㎡
延床面積:993.02㎡
建ぺい率:3.46%(許容:指定なし)
容積率:4.42%(許容:指定なし)
階数:地上2階建
●高さ
最高の高さ:10.03m
軒高さ:8.04m
●構造 木造軸組構造
●期間
設計期間:2019年9月~2020年8月
施工期間:2020年8月~2021年3月
●掲載雑誌 「新建築」2021年11月号