川口市立高等学校
Kawaguchi Municipal High School
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町 慎一郎、狩野 輝彦(久米設計)
埼玉県川口市の市立高校3校を再編・統合し「川口市立高等学校」として開校した学校である。日光御成道の宿場町として“道”を中心に栄えてきた川口市の歴史をふまえ、敷地の東西を横断する「キャンパスロード」を中心に各種施設が建ち並び、生徒が賑わうキャンパスを計画した。この道は生徒たちの様々な活動を受けとめ、交流を促し、新たな発見と出会うことのできる生活の舞台となることを期待している。
Shinichiro Machi, Teruhiko Kano (KUME SEKKEI)
This school was newly opened as “Kawaguchi Municipal High School” by reorganizing and integrating three municipal high schools in Kawaguchi City, Saitama. Based on the history of Kawaguchi City, which has prospered with the “road” as the center of the inn town on the Nikkō Onari Kaidō, we planned a campus where various facilities are placed around the “Campus Road” crossing the east and west sides of the site, and where students are crowded.
Architect
町 慎一郎
(久米設計)1970年富山県生まれ/1992年新潟大学建築学科卒業後、久米設計入社/現在、同社東北支社部長
狩野 輝彦
(久米設計)1986年岩手県生まれ/2011年法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修士課程修了後、久米設計入社/現在、同社建築設計部上席主査
DATA
名称 川口市立高等学校
所在地 埼玉県川口市
主要用途 高等学校
建築主 川口市
●設計
設計者:久米設計
建築:町 慎一郎、狩野輝彦
構造:中島隆裕、河合正理、添田幸平
電気:深井憲治、佐藤一樹
機械:伊藤 学、田中美穂
土木:髙橋成典
コスト:日下 孝*、飯島賢治(*元社員)
監理:一瀬幸男、曽根 幹、坂木 純、泉 浩光
ランドスケープ設計協力:藤田久数、塩井 弘一/ソラ・アソシエイツ
●施工
校舎棟
建築:川口土木建築工業
電気:三位電気
空調:太平・トミタ特定建設工事共同企業体
衛生:サン設備
アリーナ棟 他
建築:川口土建・伸明特定建設工事共同企業体
電気:三位・釣谷特定建設工事共同企業体
空調:アペック・ 安藤特定建設工事共同企業体
衛生:ヤマト・トミタ特定建設工事共同企業体
●面積
敷地面積:49,535.91m2
建築面積:13,283.19m2
延床面積:31,358.95m2
建ぺい率 27.37% (許容70%)
容積率 61.41% (許容200%)
階数 地下1階 地上5階
●高さ
最高の高さ 21.8m
軒高さ 18.4m
●構造 鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造
●期間
設計期間:2013年7⽉~2015 年5⽉
施工期間:校舎棟/2015年10⽉~2017年12⽉
アリーナ棟 他/2019年1⽉~2021年8⽉
●掲載雑誌
「近代建築」2019年7月号
「ランドスケープデザイン」No.125 2019年4月号
「ランドスケープデザイン」No.148 2023年2月号
「School Amenity」2018年7月号
「文教施設」2019年夏号