安平町立 早来学園
HAYAKITA GAKUEN
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加藤 誠、菊池 規雄(アトリエブンク)
山脇 克彦(山脇克彦建築構造設計)
長澤 悟、野島 直樹(教育環境研究所)
北海道胆振東部地震により被害を受けた小中学校の再建として計画された1学年1クラスの義務教育学校である。7年生以降は教科教室型となっている。周辺の豊かな自然を生かして校舎を配置し、平断面形状や屋根の高さ、開口部や光の状況の違いによって場所の個性を作り出した。図書室は町民に常時開放されており、隣接するアトリエ、キッチン、大中アリーナを町民と共用し、互いの活動が見える関係をつくり、地域の拠点となることを目指した。
Makoto Kato, Norio Kikuchi (Atelier-BNK)
Katsuhiko Yamawaki (Yamawaki Katsuhiko Architectural Engineering Design, Inc.)
Satoru Nagasawa, Naoki Nojima (Institute of Education Environment)
We undertook the reconstruction of an elementary/junior high school damaged by the Hokkaido Eastern Iburi Earthquake. The school consists of one class per grade. The buildings were arranged to take advantage of the natural surroundings, and a sense of uniqueness was created by varying the cross-sectional shape and roof height, as well as aperture and light conditions. The library is open at all times, and the adjacent atelier, kitchen, and large central arena are shared with the townspeople, promoting the relationship between the two groups.
Architect
加藤 誠
(アトリエブンク)1961年北海道生まれ/1986年北海道大学大学院修士課程修了/1991年〜アトリエブンク/室蘭工業大学大学院教授.博士(工学)/2000年北海道建築奨励賞/2008年北海道建築賞/2009年JIA環境建築賞優秀賞/2009・10・18年日本建築学会作品選奨
菊池 規雄
(アトリエブンク)1966年兵庫県生まれ/1991年北海道大学工学部建築工学科卒業後、清水建設/2001WanderArchi設立/2015年〜アトリエブンク/2016年北海道赤レンガ建築奨励賞、北海道建築奨励賞、2018年日本建築学会作品選奨、2023年北海道赤レンガ建築賞
山脇 克彦
(山脇克彦建築構造設計)1968年大阪府生まれ/1992年神戸大学大学院環境計画学科修士課程修了後、日建設計入社/2015年山脇克彦建築構造設計設立/
現在、北海道大学非常勤講師/2008年JSCA賞/2018年日本構造デザイン賞/「構造設計を仕事にする」(共著、学芸出版社)
長澤 悟
(教育環境研究所)1948年神奈川県生まれ/1978年東京大学大学院博士課程修了,東京大学助手/1987年日本大学工学部助教授,教授/2000年東洋大学理工学部教授/東洋大学名誉教授,国立教育政策研究所客員研究員,工学博士(建築計画学)/1991年日本建築学会賞(作品賞)
野島 直樹
(教育環境研究所)1970年北海道生まれ/1995年 北海道大学工学部建築工学科卒業/1997年 北海道大学大学院修士課程修了/1997〜2001年東洋建設/2001年〜教育環境研究所/現在,教育環境研究所主任研究員
DATA
名称 安平町立早来学園
所在地 北海道勇払郡安平町
主要用途 義務教育学校
建築主 安平町
●設計
設計者:加藤誠/菊池規雄 アトリエブンク
山脇克彦 山脇克彦建築構造設計
長澤悟/野島直樹 教育環境研究所
建築:アトリエブンク
構造:山脇克彦建築構造設計
設備:総合設備計画北海道支店
計画・家具監修:教育環境研究所
監理:アトリエブンク
●施工
建築:丸彦渡辺・森本組経常建設共同企業体
電気:錦戸・大西経常建設共同企業体
機械:池田・廣和経常建設共同企業体
●面積
敷地面積:33,548.90m2
建築面積:5,777.06m2
延床面積:7,088.50m2
●建ぺい率 17.22%(許容:60%)
●容積率 21.11%(許容:104%)
●階数 地上2階建
●高さ
最高の高さ:13,245mm
軒高さ:12,745mm
●構造 RC造一部木造・鉄骨造
●期間
設計期間:2019年10月〜2021年2月
施工期間:2021年7月〜2022年10月
●掲載雑誌
掲載雑誌「新建築」2023年11月号