新宿御苑ミュージアム
Shinjuku Gyoen Museum
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森 雅、岡本 治子(宇建築設計事務所)
新宿御苑ミュージアムは、武家屋敷のあった玉藻エリアに皇室建築として建設され第二次大戦時に焼失した大木戸御殿の復元予定地に隣接して計画された。御殿との調和のため屋根は切妻五寸勾配、構造材は国産材とし、桁行方向を重ね格子梁、梁間方向を透かし重ね梁を現しとすることにより、構造的な合理性と同時に伝統的な木造建築を想起させる内部空間を表現した。ファサードはガラスカーテンウォールへの周辺の緑の映り込みにより環境と調和させている。
Tadashi Mori, Haruko Okamoto (Sola Architects)
Shinjuku Gyoen Museum was planned adjacent to the planned restoration site of Okido Palace, which was built as an imperial building in the Tamamo area, where there were samurai residences, and was destroyed by fire during World War II. In order to harmonize with the palace, the slope of the gable roof was set at 26 degrees,and the structural materials are Japanease woods. By using overlapping lattice beams , we achieved a structurally rational frame design reminiscent of traditional wooden architecture.
Architect
森 雅
(宇建築設計事務所)1975年千葉県生まれ/2002年千葉大学大学院自然科学研究科建築計画講座卒業/村上晶子アトリエ/2013年宇建築設計事務所を設立/
明星大学建築学部非常勤講師/2023年グッドデザイン賞/ウッドデザイン賞
岡本 治子
(宇建築設計事務所)1968年神奈川県生まれ/2001年千葉大学工学部建築学科卒業/山下設計、曽根幸一・環境設計研究所を経て2013年宇建築設計事務所を設立/2023年グッドデザイン賞/ウッドデザイン賞
DATA
名称 新宿御苑ミュージアム
所在地 東京都新宿区内藤町11
主要用途 資料館、案内所
建築主 分任支出負担行為担当官
環境省自然環境局新宿御苑管理事務所
●設計
設計者:森 雅/岡本 治子
建築:宇建築設計事務所
構造:小川勝利建築設計事務所
設備:合同会社 アキュレード
監理:宇建築設計事務所
●施工
建築:株式会社 貴津
●面積
敷地面積:583,061.13㎡
建築面積:445.40㎡
延床面積:385.39㎡
階数:平屋
●高さ
最高の高さ:7,825mm
●構造:木造
●期間
設計期間:2021年3月〜年7月
施工期間:2021年10月〜2022年5月