岡山大学共育共創コモンズ(OUX:オークス)
OKAYAMA VISIONARY COMMONS “OUX”
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南西側外観.CLT建築の新たなシンボルとして佇む
撮影:SATOH PHOTO 佐藤和成
稲場 万鎖夫、長澤 怜、増田 陽輔(清水建設)
隈 研吾、荒木 海威、茂中 大毅(隈研吾建築都市設計事務所)
本建物は「地域の産業活性化のための新たな交流と共創の場」として計画された。岡山の地域産業である木質材料・CLTを活用し、CLT建築の新たな可能性を体現する建物を目指した。CLT大梁を活用しスパン18mの大空間を実現するなど、CLTの適用拡大に向けた技術開発とその適用を図った。計画〜運用段階を通じて積極的な情報発信を行い、利用する学生や地域、企業が地域産業であるCLTによる建築を体感する空間を実現した。
Masao Inaba, Ryo Nagasawa, Yosuke Masuda (SHIMIZU CORPORATION)
Kengo Kuma, Kai Araki, Taiki Monaka (KENGO KUMA & ASSOCIATES)
This building was planned as “a place for new exchanges and co-creation to revitalize local industry.” It was intended to be a building that embodies the new possibilities of CLT architecture, utilising CLT, a wooden material that is a local industry in Okayama. It sought to develop technology and apply it to expand the use of CLT. Information was proactively disseminated throughout the planning to operation stages, creating a space where people who use the building could experience architecture made with CLT, a local industry.

西側外観.上下階のCLTパネル配置の自由度を向上
撮影:SATOH PHOTO 佐藤和成

ガラス庇が利用者を迎え入れる
撮影:SATOH PHOTO 佐藤和成

2階講義室.18mスパンの大空間をCLT梁により実現
撮影:SATOH PHOTO 佐藤和成

1階特別招聘教授スペース.CLTに包まれた空間とした
撮影:SATOH PHOTO 佐藤和成

断面詳細図

平面図
Architect

稲場 万鎖夫
(清水建設)1962年北海道生まれ/1986年東北大学工学部建築学科卒業/1988年同大学工学部大学院修士課程修了後、清水建設/現在、同社設計本部教育・文化施設設計部設計長

長澤 怜
(清水建設)1983年東京都生まれ/2007年東京理科大学理工学部建築学科卒業/20
09年東京大学大学院修士課程修了後、清水建設/2019年Kohn Pedersen Fox Assosiates/現在、清水建設設計本部設計企画室木質建築推進部設計長

増田 陽輔
(清水建設)1982年茨城県生まれ/2006年早稲田大学理工学部建築学科卒業/2008年同大学大学院修士課程修了後、清水建設/現在、同社設計本部構造設計4部グループ長

隈 研吾
(隈研吾建築都市設計事務所)1954年神奈川県生まれ/1979年東京大学大学院建築学専攻修了/1985~86年コロンビア大学客員研究員を経て、1990年隈研吾建築都市設計事務所設立/現在、東京大学特別教授・名誉教授、早稲田大学特命教授、岡山大学特別招聘教授/主な著書に『⽇本の建築』、『⾃然な建築』、『⼩さな建築』(岩波新書)、『全仕事』(⼤和書房)、『点・線・⾯』、『負ける建築』(岩波書店)ほか

荒木 海威
(隈研吾建築都市設計事務所)1987年神奈川県生まれ/2010年日本大学藝術学部デザイン学科卒業/2012年隈研吾建築都市設計事務所入所/現在、同所設計室長

茂中 大毅
(隈研吾建築都市設計事務所)1992年香川県生まれ/2014年岡山理科大学工学部建築学科卒業/2016年同大学大学院修士課程終了後、隈研吾建築都市設計事務所、現在同所設計室長
DATA
名称 岡山大学共育共創コモンズ(OUX:オークス)
所在地 岡山県岡山市
主要用途 大学
建築主 国立大学法人岡山大学
●設計・監理
建築担当:稲場万鎖夫、長澤 怜、中島仁志/清水建設
構造担当:木村 誠、増田陽輔、渡部真夕子、谷口尚範/清水建設
設備担当:水原一樹、笠原真紀子、岡埜紘子、寺島 大、山形弥里/清水建設
木質技術担当:貞広 修、広瀬景一、水落秀木/清水建設
●監修
監修(基本計画含む):隈 研吾(岡山大学特別招聘教授)
建築:大庭 晋、荒木海威、茂中大毅/隈研吾建築都市設計事務所
グラフィック:叶 子萌/隈研吾建築都市設計事務所
外構植栽:間瀬京子、闕 煒翌/隈研吾建築都市設計事務所
●構造アドバイザー
江尻憲泰、高尾秀幸/江尻建築構造設計事務所
●施工
建築担当:三浦裕次郎、瀬尾保昭、正道照奈/清水建設
設備担当:兵頭孝二郎、池田純一郎/清水建設
木質技術・品質担当:中島忠大、原田桂吾、松井茉優、久﨑隆弘、髙村和久/清水建設
空調・衛生:荒畦英樹/日比谷総合設備
電気:鈴木智大/真田電気設備
●面積
敷地面積:275,869.00㎡
建築面積:626.82㎡
延床面積:824.51㎡(1階358.69㎡、2階465.82㎡)
●建ぺい率 17.85%(許容60%)
●容積率 55.26%(許容200%)
●階数 地上2階
●高さ
最高の高さ:9,955mm
軒の高さ:9,680mm
●構造 木造(CLTパネル工法)
●期間
設計期間:2021年8月~2022年3月
施工期間:2022年3月~2023年1月
●掲載雑誌 『新建築』2023年4月号、『建築技術』2023年5月号、『日経アーキテクチュア別冊 これからの学校』